2009年06月18日 [長年日記]
_ [ことば]今日出会った印象的な言葉
Webをつらつら見ていて、印象的な言葉に出会ったので書きます
「完璧」は「十分に良い」の敵 from Lifehacking.jp
「『完璧』は『十分によい』の敵」というヴォルテールの言葉は知りませんでしたが、これを読んで「ああ、そうなのか、そうなのかもしれないな」と思いました
自分は (そもそも完璧になんかできるわけないのに) 完璧にやらないと気が済まない、完璧にやれないなら最初からやらない方がいい、などという困った思考にとらわれることがあります
でもその一方で、そんなことを考えていたら結局何もできず何も手に入らずに終わってしまうんではないか、とも思っていて、そのことを、この言葉ですっとわからせられた気がしました
そして連想したのが、池澤夏樹「スティル・ライフ」の一節
「…ぼくはいつも計画だけなんだ。計画は山ほどある。寿命が千年くらいあったら、はじから実行に移す。千年ないときは、よく考えて選ぶ」
公開されないiPhone アプリを開発している人って、このせりふを言った主人公に似てるかもしれない、と思ったので
根拠もなにもない単なる直感で、「何処が似てるのだ」と言われると何も言えませんが
そしてもう一つの言葉
本を読んで成長するのは、書かれている内容のおかげではない。 from 日経ビジネスオンライン
会員以外は1ページ目しか読めません
以前自分は読書について、読むことが楽しいから読むと書きましたが、なぜ読むのが楽しいのかということは、なかなか言葉にできないんだけど、それをすぱっと言葉にしてもらえた気がする
それが「あなたは日常とは違った時間を生きている」ということ、「読書は過程にしか存在しない」ということなのかもしれない